Chronicle No. 01【モクレン~過去編】既視感の強い春の訪れ🔑

純粋なままでいたかったあの頃、理想と現実のもろさに打ち砕かれたこともあった。

春、モクレンの白い大きな花が咲き誇って、生暖かい空気が漂う中、心のどこかで何度も感じたことのあるドキドキ感が、新しい自分にしてくれるような期待を胸に、わたしたちはどこへ向かおうとしているのだろう。

ふと、過去に失敗した不安や悲しみを思い出しては、何度も過去の情景に戻ってしまう。

この過去へのタイムリープこそ、最初の鍵である。

タイトルがなぜ過去編なのか

Chroncleの始まり

今もふとどこかで感じる懐かしいような切ない気持ちは、偽りのベールのかかった過去の記憶を呼び起こすことになります。

なぜなら、過去は、時間がたつうちに美化され、どんなに激しくどうしようもない感情を抱えていたとしても、いつかあの時の自分を思い出す時には、その激動すらも美しいベールに覆われていくのです。

時間軸が壊れていく

この楽曲「モクレン~過去編」は、メロディの後ろでなっている上がったり下がったりしている音が時間のゆがみを表現しています。

さらに、メロディ自体は現実は動いているのに、新しい時間がまるで過去に体験したことのあるhappyだったり、今のこの幸せはもう明日には過去になってしまうという憂愁感漂う雰囲気になっているかと思います。

このように、逃れられない現実は、孤独や苦しみを伴うものを背負っていたり、孤独を抱えていたりもするけれど、それすらも過去を美化する記憶となってくのです。

🔑 隠された愛の居場所

楽曲に隠された個人的な『真実』

この曲はそのように、単なるノスタルジーではないのです。

実は歌は入れなかったんですが、曲を作るとき私は歌詞から入るのです。

インストの曲が多いのですが、歌詞を先に考えて物語を思い浮かべながら曲を組み立てていくのです。

この歌詞の中に、実は当時わたしにDTMを教えてくれた恩人の名前を組み込んでいるのです。

【歌詞】

目まぐるしい日常
不安に駆られやすい心
今すぐに寄り添いたいよ
温かい体温で 包み込んでほしいの
君が優しくて 珍しく思いふける
夕焼け空が紫
あたしには似合わない 黒い髪がゆるく揺れる
知らないことが怖いの 街路樹に一番キレイ?
暖かい季節風
木蓮の香り漂う
懐かしい声が聴こえた気がした
その景色を そっと振り返ってしまう
咲き乱れた先に朽ちる
自然の掟に 逆らえずに喚き求めて

嗚呼もうこの街に 思い残すことはないよ
自分を守るウソなんか カッコ悪いのに
今日も素直になれない
でも強く強く愛したいよ
壊したいモノすべてを 手にいれてもいないくせに
そっとキスをしたのは
咲き乱れた後だったから

加えて、曲の中には、こっそりとその人が存在していたが組み込まれているのです。

それは、リズムを聴きこむとわかるかもしれません。

現在は過去なのか未来なのか

あなたにとって時間軸とは何ですか?

あなたの過去の美しい記憶も、もしかしたら偽りではないでしょうか?

本当の時間は、どこにあるのか。

このように、この真実を知ってから、もう一度聞いてほしいです👇👇

また次の記録でお会いしましょう。